豊川純はついに憧れだった 神戸のコーセイ占星学研究所への訪問を果たした。
海岸通にある 商船三井ビルディング
ここに日本における最先端の占星学研究所がある。
橋本先生は英国のように日本の大学に占星学を教える学部学科があれば、日本を代表する大教授、学部長であるはずだ。
(西洋)占星術を朝の情報番組における3分間エンターテイメントとして貶めたのは一体誰なのか?
研究所の中は古典占星学のオブジェや蔵書にあふれている。建物を含め、橋本航征先生が描く占星学の世界観が具現化、凝縮されていた。
占いの館で初めて鑑定を体験したのが2001年。当時渋谷の占いの館トリンで担当してくださったのがトートタロット占い師玲奈先生(画像はネット上にも無い)
玲奈先生は手計算でプログレスを出し、手書きでホロスコープを描く。初めての客でも3分もかからない。そのホロスコープでズバズバと未来を当てる。さらにトートでも。ホロスコープ恐るべし、本物の魔女かと思った。
その衝撃からホロスコープに興味を持ち、いろいろ探したのち故ルネヴァンダールワタナベ先生のお弟子さんが開設した占いの学校、恵比寿のアカデメイアカレッジに通い始めたのが2010年頃。
でもそこはアスペクト重視の読み方で、未来予測よりも心理分析を重視したタロット鑑定士を養成する学校だった。なんとか修了証書をいただいたが馴染めなかった。そのほか書店で手に入りやすい松村先生の本をいくつか手に取って読んだが、ホロスコープを読めるようにはならなかった。
その玲奈先生が2012年関西に戻ることになった。(2014年には渋谷に帰還)指名占い師を失うことに困惑し、どうすればいいかという問いに「私の占星学の師匠は神戸の橋本航征先生で、月に1度、恵比寿のよみうりカルチャーで講座を開いてるので、そこに行ってみるのが良い」
ということで橋本航征先生の講座に通うことになった。2013年の秋頃だったと思う。
占星学タロット豊川純がアメブロや癒しイベントにおける快進撃で鮮烈な登場をする約2年前の話です。。。
航征先生は貴重な研究の時間を割いて、自ら神戸の街を案内してくださいました。
海からの夜景 神戸港震災メモリアルパーク
山からの夜景 ビーナスブリッジ
3時間程度のことだったが、占いの事、神戸の隠れた名店やグルメの事。味のある喫茶店の事。名物や喜ばれるお土産の事。歴史や伝統、コンパクトな街並み、神戸港と六甲山の事。マウンテンバイクトライアルの事。そして人生や人生観の事をたくさん話してくださりました。
いつも遅刻と居眠りを繰り返し、落ちこぼれの弟子を大歓迎してくださった。
銀座パラディでは分刻みのスケジュールなので、いつも素っ気ない印象の先生でしたが、神戸に来て一緒の時間を過ごしてみると、橋本先生にとって東京は完全アウェイの放浪の座、転落の座だったのかもしれません。
あの占星学への尽きない情熱、研究心、動機付けはどこからきているのでしょうか。そして優しくて温かい心。純粋な少年のような好奇心や冒険心。
膨大な量の研究や実占を通じての検証結果を継承する者が現れなければ、おそらく日本における占星学は大きな損失を被るだろうとあらためて心配になった。
お土産までいただきました。AKITOのプリン。